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日本電計のマイグレーション試験機|高性能な計測機器の導入メリットとは

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目次

この記事では、日本電計が取り扱っているマイグレーション試験機の特徴や性能を紹介します。

日本電計の試験機・試験槽の特徴

日本電計では、マイグレーション試験機として「SIR13シリーズ」を、試験槽として「恒温恒湿槽」を販売しています。購入から運用、保守までを一貫してサポートする体制を整えており、導入前のコンサルティングや試験環境の構築支援も行っています。校正・メンテナンスに対応する子会社を設置しており、定期的な校正作業や故障時にも対応しています。

マイグレーション試験機を導入する際には、試験目的や評価対象の特性、適用環境といった要素を総合的に検討し、評価条件を事前に整理する必要があります。信頼性を高めるためにも、メーカーや受託試験機関に事前に相談し、技術的なアドバイスを受けることが重要です。

日本電計のマイグレーション
試験機一覧

日本電計では、マイグレーション試験機として「SIR13シリーズ」を取り扱っています。主なスペックは以下のとおりです。

SIR13シリーズ

SIR13
画像引用元:楠本化成
(https://etac.jp/product_category/reliability-system/)

全機種とも独自開発のSMU計測ボードを搭載し、全チャネルで独立した印加・測定が可能。瞬時に発生・終息するイオンマイグレーション現象を正確に捉え、信頼性評価、材料開発、品質管理など多様な用途に対応しています。

標準モデルのSIR13は20ミリ秒間隔での絶縁抵抗測定に対応し、最大128チャンネルまで拡張可能です。SIR13 miniは、SIR13の性能を維持しながら、省スペース性と可搬性を重視したモデル。最大64チャンネルまでの測定に対応し、設置スペースに制約のある現場や少数サンプルの評価用途に適しています。

SIR13 SLIMは、SIR13 miniと同等の性能を有しつつ、よりスリムな筐体を採用しており、既存設備との併用や設置スペースが限られる環境に適しています。

製品名 SIR13/SIR13 mini/SIR13 SLIM
印加電圧 100Vパルス・250V・500V・1kV
最大増設チャンネル 8~128ch
絶縁抵抗測定範囲 32Ω~2500TΩ(ボードによる)
パソコン 記載なし
電源 AC100V(50/60Hz)
収納ユニット外形寸法 W450×D600×H1800mm(構成による)
質量 約50~150kg(構成による)

主な試験品対象

  • プリント配線板(PCB)
  • 電子部品(チップ抵抗、コンデンサ等)
  • 絶縁材料(樹脂、フィルム、コーティング材)
  • 半導体パッケージ
  • コネクタ・端子
  • モジュール基板

日本電計のマイグレーション試験槽(試験環境)

日本電計では、マイグレーション試験槽として「恒温恒湿槽」を取り扱っています。主なスペックは、以下のとおりです。

恒温恒湿槽

恒温恒湿制御に特化した環境試験装置であり、特にマイグレーション試験において高温高湿環境を長時間安定して再現する用途に適しています。装置は、−10℃から+85℃程度の温度範囲、および60~98%RHの湿度範囲を高精度に制御でき、定値運転とプログラム運転の両モードに対応しています。試験中の温湿度変動を最小限に抑える構造設計が採用されており、電子部品や絶縁材料などの信頼性評価において再現性の高いデータ取得が可能です。

温度範囲 -10℃~+60℃(型式により異なる)
湿度範囲 60~90%RH(型式により異なる)
内容積 例:290L、406Lなど(型式により異なる)
内寸(W×H×D mm) 例:490×1230×480 など
外寸(W×H×D mm) 例:700×1790×580 など
棚板数 3~5枚(型式により異なる)
電源 AC100VまたはAC200V(型式により異なる)
質量 約100~180kg(型式により異なる)

※上記は代表的な仕様例です。詳細は個別型式ごとに異なります。

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マイグレーション試験とは?
実施方法と評価のポイント
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マイグレーション試験の委託先は印加電圧で選ぶ|
おすすめ会社2選と選定の考え方

マイグレーション試験では、試験対象によって求められる印加電圧の条件が大きく異なります。たとえば、狭ピッチのプリント基板や微小電子部品などでは数V~数十Vの繊細な電圧制御が求められる一方で、EV部品などのパワーデバイスでは数千Vの高電圧に対応した耐圧評価をする必要があります。

このような背景から、当サイトでは委託先の選定において「印加電圧の大きさ」を判断軸としておすすめの会社を2社ご紹介。それぞれの特長や得意とする対象物を整理しています。

現在、マイグレーション試験の実施や委託先の選定を検討されている方は、ぜひ当サイトのトップページ(下記リンク先)をチェックしてみてください。本格的な装置導入の前に、まずは受託試験サービスを活用して自社に最適な試験環境を見極めることもおすすめです。

最適なマイグレーション試験委託先を見つけるヒントに!

印加電圧の大きさ別
マイグレーション試験委託会社2選

日本電計のマイグレーション
受託試験

日本電計は受託試験事業を展開していますが、マイグレーション受託試験を実施しているという情報はありませんでした。

日本電計のサポート体制

日本電計は、マイグレーション試験機の販売後も継続的な支援を提供する体制を整えており、購入から運用、保守までを一貫してサポートしています。校正・メンテナンスについては、国内に校正事業を専門とする子会社を持ち、定期的な校正作業や故障時の対応にも対応可能です。技術面では、機器の操作方法やトラブルシューティングに関する問い合わせに対し、経験を積んだ技術スタッフが対応し、海外拠点においても現地スタッフによる技術支援が受けられます。

営業・サービス拠点は全国各地に設置されており、地域に根ざした迅速な対応が可能です。また、数多の仕入先製品からニーズに即した計測機器を提案できる体制を持ち、導入前のコンサルティングや試験環境の構築支援も行っています。

日本電計の会社情報

所在地(本社) 東京都台東区上野5-14-12 NDビル
問い合わせ電話番号 03-5816-3551(代表)
営業時間 9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始除く)
公式URL https://www.n-denkei.co.jp/
対象物から選ぶ
マイグレーション試験を受託依頼できる
おすすめメーカー2選

印加電圧の違いによって求められる試験環境は大きく異なります。ここでは、対象物に合った試験を強みとする受託試験会社を、2社ピックアップしてご紹介します。

狭ピッチのプリント基板
絶縁フィルム・コーティング材
はんだ
めっき・フラックスの残渣
微細パターンのガラス
など
IMV
絶縁劣化評価試験器(IMV)

引用元:IMV公式サイト
https://www.landingpage-synergy.com/k4yeiagc/

絶縁劣化評価試験システム
IMV
引用元:IMV公式サイト
https://www.landingpage-synergy.com/k4yeiagc/
                           
印加電圧設定 1.0V~250V
試験所数 日本国内7・海外3拠点
誤差の影響が大きい低電圧でも、
正確な試験が可能
リアルタイムで測定物の電圧を検知・自動補正し、意図した通りの負荷を実現。そのため信頼性の高い試験結果を提供可能。
湿度環境を試験室外で生成し供給する方式を採用。外部環境の影響を受けにくく、設定湿度で安定した試験が可能。
EV/HV車向けパワーデバイス(IGBT)
車載用ECU
高電圧センサ基板
ワイヤハーネス
端子
など
ESPEC
ESPEC

引用元:ESPEC公式サイト
https://www.espec.co.jp/products/measure-semicon/25kv/

高電圧絶縁抵抗評価システム
ESPEC
引用元:ESPEC公式サイト
https://www.espec.co.jp/products/measure-semicon/25kv/
                           
印加電圧設定 2.5kV
試験所数 国内6拠点
高電圧のオーバーシュートを抑え、
安全に試験可能
高電圧試験での絶縁破壊や誤判定を防ぐ「ストレス電圧制御機能」により、オーバーシュートを抑え、滑らかな電圧立ち上げで信頼性の高い結果を実現。
扉の締め忘れや異常時の電圧印加を自動で中断するなど、安全機能を搭載。同一メーカー製だからこそ、試験機と連動した安全設計の相談も可能。
対象物から選ぶ!マイグレーション試験を
受託依頼できる
おすすめメーカー2選
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マイグレーション試験を受託依頼できる
おすすめメーカー2選